長野県側から黒部ダムへアプローチするには大町温泉郷の奥にある扇沢(標高1433m)から関西電力が運営するトロリーバスに乗ります。
北アルプス・後立山連峰を貫くこのトンネルはたった80mの破砕帯と呼ばれる部分を突破するのに７ヶ月もかかるなどの難工事の上に完成し、ダム工事の資材運搬に使われました。
ダム完成後は観光客のアプローチとして使っています。
トンネルの中で長野県と富山県の県境を越え、トンネル内にある黒部ダム駅(標高1470m)に到着します。
黒部ダム駅の中には黒部ダムのミニチュア模型が飾られています。
黒部ダム駅から220段の階段を上った所にあるのが黒部ダム展望台。
立山連峰と黒部ダムの雄姿を眺めることができます。
立山連峰と後立山連峰にはさまれ日本海に注ぐ急流、黒部川の上流に作られた黒部ダム。
完成は1963年8月でした。
せき止められてできた黒部湖は遊覧船でまわることができます。
ダムの上を歩いていくと黒部平へ上がる地下ケーブルカーの黒部湖駅に行けます。
黒部ダムの上を歩きトンネルの中を進んだ所にある黒部湖駅(標高1455m)と黒部平駅(標高1828m)を全線地下を走るケーブルカーが結んでいます。
冬季の豪雪から守るのと自然景観を壊さないようにという２つの目的でこのような構造になっているそうです。
