1999年 1月16日(土)
  • 旅行中の朝は早い(^_^;;ということで朝7時過ぎに起床。ひとっ風呂浴びてから朝食を食べました。
    シンプルな朝食ですが、目を引いたのは"べにばなご飯"。山形県の県花である"べにばな"は健康にいいということで食用油に
    されたりしていますが、まさかご飯をこれで炊いているとは(^_^;; でもおいしかったです(^-^)
  • 銀山温泉にて今回お世話になった宿は"昭和館"というところでした。
    温泉旅館としてはお風呂が小さな造りなのがちょっと残念だったのですが、
    小さな宿だけにあちこちに心配りが行き届いていて、とっても気に入りました(^-^)
銀山温泉:昭和館
9時にひとまずチェックアウトを済ませた後、バスの発車まで雪が降り出した銀山温泉の温泉街を
歩いてみました。
元々は銀鉱で働く人々を癒すために作られた温泉と昨日乗ったタクシーの運転手さんが教えてくれた
のですが、旅館が十数件しかないほんとに小さな温泉街です。
古い温泉だけに共同浴場(大湯)もあり、なんでも100円で入れるとか。
ちなみにNHKの連続テレビ小説「おしん」の舞台にもなったことがあるそうです。
銀山温泉:温泉街
ここの特徴は他のところにないモダンな建物が多いこと(^^)。
私が訪れたくなった理由がこれなのですが、歩いて見ると絵になる建物が多くて、あちこちで写真を
撮ってきました。
右の写真は「能登屋旅館」というお宿ですが、近くで見ると圧倒されてしまうくらいレトロな雰囲気
を醸し出しています。
銀山温泉:能登屋旅館
  • さて散策を終えた後は5分ほど歩いてバス停へ。町中に降りていくバスは9時40分発車でした。
    私が旅行前に見た時刻表では9時5分発だったのが、少し繰り下げられていました。
    #これが後で悲劇を招くことになるのですが…
    この尾花沢市営バス、途中停留所のアナウンスを全然しない上に、降りてみたらなんと白ナンバー
    だったのでびっくりしてしまいました(笑)
    地元の人と銀山温泉へ行く人だけが使うから必要ないのかも知れませんね。
尾花沢市営バス:銀山温泉発大石田駅行き
10時20分に大石田駅前へ到着。
今日の目的はただ一つ"こまち"に乗って帰ること(爆笑)
さて"こまち"に乗るためにはここから奥羽線を北上しなければいけないのですが、新庄方面へ
向かう電車はなんと2時間近く後(^_^;; 山形方面は20分ほどで特急が連絡するのに…
さらに逆なでするかのごとく、11時前に新庄方面へ向かう特急が大石田を通過する…
(目の前を通り過ぎる(-_-;)ということまでわかってしまいました(笑)
以前のダイヤなら隣の楯岡駅まで戻って特急に乗ることもできたのですが、ダイヤが変わった
今となってはどうしようもありません(/_;)。
JR大石田駅時刻表
タクシーを使うにも大石田から新庄までは20キロ近くあるので気軽に使う訳にはいきません。
結局12時6分発の各駅停車まで暖房の良く聞いた待合室で待つことにしました。
待合室には私と同じように新庄方向へ向かおうとしているグループがいて、同じ思いを持つもの同志(笑)でおしゃべりすることに(^_^;;
なんでも今日は花巻温泉に宿泊予定で、横手あたりを見てから宿に行くつもりだったのらしいのですが、調べて見ると横手に着くのは
早くても15時前。そこから花巻へ行くと18時前後になるということで頭を抱えていらっしゃいました。
時間もあることだし…と思っていろいろ調べてみたら山形から仙台まで戻って東北新幹線を使えば花巻に16時につけることが
わかりました。
きっぷも3人のうち2人が私が使っているウイークエンドフリーきっぷをお持ちでしたので、11時42分発の特急で出発されました。
旅にはちょっとしたトラブルがつきものですが、トラブルの時に時刻表が読めるというのは心強い見方になると思うので、グループ旅行
の際には時刻表に強い人を1人連れていきましょう(笑)
  • さて新庄行きの各駅停車が10分ほど遅れて大石田に着いた時には、土曜日ということで下校する
    高校生たちと朝から降り出してやまない雪が待っているのでした。
    電車の中は暖かくて気持ち良かったです(^^)。
    そういえば今年の12月開業を目指して、山形新幹線の新庄延伸工事がこの雪の中も着々と進め
    られています。
    「大石田駅に"つばさ"完全停車を」なんてスローガンもありました(^^)
JR大石田駅にて
新庄では横手方面の特急が来るまで1時間ほどありいったん改札を出たのですが、新幹線工事の真っ最中ということもあって仮駅と
して運営していました。
とりあえず昼食はコンビニでサンドイッチその他を買い込み、横手まで特急に乗り込みその中で済ませることにしました。
昔は奥羽線といえば、福島から米沢・山形・新庄・横手を経て秋田まで続く本線だったのですが、山形・秋田両新幹線開業のおかげで、
今回の私のように時間によっては通しで乗るのはかなり大変になっています。
こちら方面へお出かけの場合は時刻表と良くにらめっこすることをお薦めします(^_^;;
さて横手には15時前に到着しましたが、次の秋田方面への各駅停車はやっぱり1時間後でした(^_^;;
雪もひどいことから、結局おみやげの買い込みのみとなりました(笑)
ちなみに右にあるのは横手という駅名の由来で、また冬の名物行事「かまくら」は2/15,16に
行われるそうです。
機会があれば一度見てみたいものですね。

横手駅:駅名の由来
  • 横手から大曲(おおまがり)まで各駅停車で移動し、いよいよ待望の"こまち"乗車です\^o^/
    大曲駅では6分の余裕時間しかないため、新幹線用改札をくぐった時点で"こまち20号"がホームに
    入ってきました。
    自由席は15,16号車の2両だけで、禁煙車は16号車のみ。
    とりあえずこの時点では座れたものの、嫁さんとは離れて座らざるを得ませんでした。
    雪が降りしきる中を走行していましたが、奥羽山脈を越えた後は雪がやんでいました。
    盛岡で1/3近くが降りたこともあって嫁さんとも一緒に座れ、そして東京まで約4時間。
    あっという間に東京まで帰ってきてしまいました(^^ゞ
こまち20号
東京駅では3月から走り出す新車両(700系)の試運転に偶然遭遇し、びっくりしてしまいました(^^ゞ
写真を撮ったのは言うまでもありません(^^ゞ そして横浜の自宅には21時過ぎに帰れました。
いったん荷物を置いて夕食を食べにいっておしまい。
目的は温泉だけ(^_^)なんていう旅もいいですよね。
さて、明日は日曜日(^^)vということでゆっくり寝かせてもらいます(^_^ゞ
東海道新幹線700系試運転