2000年 3月19日(日)
  • 3連休中日、やっぱり出かけるわが夫婦(爆) 日帰りで出かけることにしたのですが、昨日は高速道路が各地で激しい渋滞
    を起こしていたので、これをやりすごすために朝5時起き、6時出発という行程にしました。
    このもくろみは見事成功\^o^/してR16 保土ヶ谷バイパス,東名高速道路も渋滞なしでスイスイ走れましたね(^^)v
    天気予報では午後から雨とのことだったのですが、とりあえず朝の段階はまずまずのお天気。今日みたいな日は天気予報がはずれて
    欲しいモノですね(^^ゞ<なんて勝手な奴(爆)
  • 順調に車が走っていたので最初の休憩地は富士川サービスエリアになりました。
    大井松田インターチェンジの手前で富士山がきれいに見えていたので、ちょっと期待していたのですが
    結果はご覧のとおり\^o^/ やっぱり「富士は日本一の山」ですね。
■ 東名 富士川サービスエリアから
   見た富士山
富士川SAからの富士山(1) 富士川SAからの富士山(2)
  • 8時半過ぎに相良牧之原インターチェンジを降りました。今日の目的地は大井川の上流にある寸又峡(すまたきょう)という所です。
    金谷駅から大井川鐵道が大井川の上流に向かって走っていて、今の時期は1日1往復のSLが走っています。
    SLに乗る時間は十分あったのですが、今日まで寸又峡方面へ行くバスが冬ダイヤのため、見て回る時間が取りにくいということもあって、
    車での移動となりました。
    相良牧之原インターチェンジからR473で金谷へ。このあたりは静岡でも有数のお茶の産地の一つ。
    茶畑を車窓に見ながらのドライブになりました(^^)
  • 金谷からは大井川の西岸側を走るR473で大井川の上流方向へ向かうことにしました。
    しばらくすると大井川鐵道と併走する状態になり、すぐ近くを走ってきたオレンジとマリンブルーに塗られた電車を見て、一瞬目を疑ってしまい
    ました(^o^; 「え!なんで近鉄特急が走ってるの!!」
    実は大井川鐵道ではSLの運行だけでなく、各地の大手私鉄の電車の中古を譲り受けて自分の路線で走らせているんですね。
    往年の特急車両も今では普通電車や急行電車としてのんびりと走っているようです(^^)
    今回は乗車している時間がないのですが、改めて再訪したいと思いました。
  • さて往路に選んだこのR473。さすが400番台国道ということで、すぐに道が狭くなり、川沿いの山の中をアップダウンし始めました(-_-;;
    1時間近くアップダウン+急カーブを走り回ったので、元々車酔いに弱い嫁さんがダウン状態...
    運転している私でさえも気持ち悪くなりそうでした(-_-;;
    中川根町でR362と合流するものの、所々に狭い急カーブがあるのはR473と同じ。
    結局中川根町の道の駅に着くまでの1時間半の間に気力を使い果たしてしまいました(^_^ゞ
  • 道の駅での休憩を済ませて、そのまま寸又峡へ。大井川上流のこのあたりは"奥大井"という地域で静岡県の県立公園に指定
    されています。途中でR362とも別れて県道へ。接阻峡(せっそきょう)と寸又峡の分岐を通り過ぎてからが、先ほどの
    R473は目じゃない(笑)と言わんばかりの悪路。半分くらいは車1台分の道幅しかないのに、路線バス(普通に町中を走る
    レベルの大きさのバスが走るわ、観光バスもちらほら通っている状態というのに茫然自失(^^ゞ
    とりあえず観光バスに1台遭遇しただけで、10時半過ぎになってやっと寸又峡に到着できました\^o^/
■ 寸又峡と接阻峡
   の分岐点
寸又峡(県道77号線)と接阻峡(県道388号線)の分岐点
  • 心配されたお天気の方もこの時点では大丈夫そう(^^)v。
    一般車が行けるのは寸又峡温泉のバス停のところまでなので、駐車場に車を置いて、徒歩での散策を
    始めました。新緑や紅葉の時期は南アルプス方面への登山客も混じって、かなり混雑するらしいのですが、
    この季節だけに、そうたくさん人はいなかったようです(^^)
■ 寸又峡の看板
寸又峡の説明板 寸又峡の看板(ニホンカモシカ編)
  • 登山ルート上にある猿並橋というつり橋を眼下に望み、トンネルを抜けて歩いていきます。
    この部分だけだったらハイキングコースにはちょっと物足りない感じでしょうか(^_^;;;
■ 猿並橋(さんなみばし)
猿並橋(さんなみばし)(1) 猿並橋(さんなみばし)(2)
  • 寸又峡温泉から歩いて30分弱で「夢のつり橋」へ到着しました。
    長さ90mでなんと定員が11人以内で、人同士がすれ違うにも結構大変な状態になりそうでした。
    で、水面の高さはそんなに大きくないのですが、実際に渡ってみるとスリル満点(笑)。
    やはりタイミングを取るのが難しいでしょうし、やはりが足もとがシースルーになっているのが恐怖ですよね(^_^ゞ
■ 寸又峡・夢のつり橋
夢のつり橋(1) 夢のつり橋(2) 夢のつり橋(3) 夢のつり橋の説明板 夢のつり橋(4)
  • 「夢のつり橋」へは川面の近くまで坂を下りました。坂を下るくらいはまだ平気だったのですが、ここから先へ進んでいく
    には対岸に見える車の道まで行く必要があります。当然のごとく下りたからにはあがらないと帰れません(-_-;;
    橋の対岸に行って見ると「304段の急な階段」というくだりがありました。
    かといってまたつり橋を戻るのもしゃくにさわる…という状態だったので、思い切って304段の急な階段に挑戦してみたの
    ですが、3回ぐらい休憩を入れてやっとあがれたという状態でした(^^ゞ
    #もうちょっと体力つけないとダメですね(爆笑)
    でも、夢のつり橋を少し上から眺めることができたので、良しとしましょう(^_^;;
■ 夢のつり橋を
   上から眺める
夢のつり橋(5)
  • 急な階段を上ってきたら、舗装された道に出会いました。元々は森林鉄道が走っていた部分を森林鉄道廃止と同時に道路化したのだそうです。
    今にも落っこちそうな(^_^;;「飛龍橋」を渡って寸又峡温泉までまた徒歩でとことこ歩きました。
    途中に「夢のつり橋」も見えて、秋の紅葉にたくさんの人出があるのが理解できるような気がしましたね。
■ 飛龍橋を経て寸又峡温泉に戻る
廃止された森林鉄道の車両(温泉入口にて) 飛龍橋(1) 飛龍橋(2) 夢のつり橋(6) 夢のつり橋(7)
  • 飛龍橋、夢のつり橋への散策を終えた所でちょうどお昼過ぎ。近くのお店で昼食にしました。
    "鹿刺し"など珍しいものがあるなぁ...とメニューをみながら考えたあげく「鹿とろ丼」を頼みました。
    サササッと食べてしまいましたけど、このあたりならではでのメニューかも知れませんね(笑)
■ 鹿とろ丼
鹿とろ丼
  • 腹ごしらえも終わったので、いよいよ温泉\^o^/
    各旅館とも日帰り入浴を受け付けてくれるのですが、私たちが入ったのは公営露天風呂
    でした(^^;; オープンな丸い湯舟が1個あるだけですが、入った瞬間にアルカリ成分の
    おかげで肌がツルツルになれました\^o^/
    そのツルツルのせいか「美女づくりの湯」と呼ぶにふさわしいお湯だったと思います。
■ 寸又峡温泉:町営露天風呂「美女づくりの湯」
寸又峡温泉:町営露天風呂「美女づくりの湯」(1) 寸又峡温泉:町営露天風呂「美女づくりの湯」(2) 寸又峡温泉:町営露天風呂「美女づくりの湯」(3)
  • これで寸又峡での今日の予定は終了(^^)
    もう一つ温泉へ...ということで今度は接阻峡温泉へ向かいました。
    奥泉までの悪路を無事クリアして、先ほどの分岐を接阻峡方面へ。
    30分ほど走って大井川鐵道 井川線の接阻峡温泉駅のそばにある「森林露天風呂」という
    施設を見つけたので、ここに入ることにしました。男湯は見事に貸し切りモード(^^)v。
    露天風呂に入っていると山あいで猟銃を発砲しているらしく、幾度となく音が響いて
    いたのが不思議な感覚でした。
■ 接阻峡温泉:森林露天風呂
接阻峡温泉:森林露天風呂(1) 接阻峡温泉:森林露天風呂(2) 接阻峡温泉:森林露天風呂(3)
  • 露天風呂から上がってきた時に「あと20分で列車がやってくる…」という話を聞いて、
    どんな感じで走っているのかをこの目で見てみることにしました。
    トンネルの中から定刻どおりに表れた千頭行きの列車は、接阻峡温泉駅で何人かの人を
    乗せて、走っていきました(^^)
■ 接阻峡温泉駅にやってきた千頭行きの列車
大井川鐵道 井川線 千頭行き列車/接阻峡温泉駅にて(1) 大井川鐵道 井川線 千頭行き列車/接阻峡温泉駅にて(2) 大井川鐵道 井川線 千頭行き列車/接阻峡温泉駅にて(3)
  • 以上で今日の予定はおしまい。ということで帰り方向に進んでいったら、長島ダムの工事現場に遭遇しました。
    ダムの工事現場なんてそう簡単に見る機会なんてないので、一度車を止めて写真でも撮ろうかと思ったら...(^^?
    先ほど接阻峡温泉駅で見送った千頭行きの列車がすぐ近くの長島ダム駅に止まっているのを見つけてしまったのです(^^ゞ
    #途中で追い越しちゃったようです(笑)
■ (工事中の)
   長島ダム
長島ダム(現在工事中)
  • しばらく見ているとこの列車に向かって1台の電気機関車が前方から寄ってきて、列車に連結しちゃいました。
    実は先ほど書いた長島ダムの工事の関係で大井川鐵道 井川線も線路の付け替えを余儀なくされ付け替えたのですが、奥泉駅から長島ダム駅
    までの間が急勾配になり、従来の機関車牽引では運転できなくなってしまいました。
    そこで、以前信越本線の横川−軽井沢間で使われた実績があるアプト式電気機関車を使うことにしました。
    このアプト式はレールとレールの中間にギザギザのレールを設置し、機関車側についている歯車とこのギザギザを咬ませて、急勾配を運転
    できるようにするものです。今、日本ではここにしかない珍しいものです。
    坂下りの準備が出来た千頭行き列車はアプト式電気機関車に引っ張られながらゆっくりと急坂を下りて行ったのでした(^^)
■ 大井川鐵道 井川線 アプト式機関車を連結して急勾配を下る
アブト式電気機関車と連結!次へ長島ダム駅を出発次へ最初のトンネルへ突入!次へアブト式機関車の先導で急坂を下る列車次へトンネルをくぐって千頭方面へ
  • このまま千頭駅まで走っていったら、列車より20分も早くついてしまいました(^^ゞ
    ここで一息入れた後、本格的に帰りモードに移行。途中からR362に合流するも行きに痛い目にあったので、大井川東岸を走る県道に
    まわったのですが、こちらの道がアップダウンは少ないし、比較的道が整備されていてとっても走りやすかったです。
    #もし皆さんが車で奥大井方面にお出かけになる場合は、島田から大井川沿いに上流へ向けて走るようにした方がいいみたいですね。
    天候の方も大井川東岸を走る頃にやや強い雨が降ってきたのですが、観光中に雨が降らなかったのは幸いでした(*^_^*)
  • 吉田インターチェンジから再び東名高速道路に乗り込み、日本平サービスエリアで早めの夕食・休憩。
    さすがに睡眠不足が響いたのとちょっと風邪気味に移行しそうだったので、ひどい頭痛と眼精疲労に見舞われてしまい、1時間半近くここで
    休憩するハメになりました。#何事も無理は禁物ですね>all
    休憩する前に日本坂トンネルを通過したのですが、いつのまにか3車線化されていて、東京方面の上り線は左ルート,右ルートで計4車線で
    トンネルをくぐっていました。しばらく来ないうちにいろいろと変わっていっちゃいますね(^_^ゞ
    で、長時間の休憩が功を奏したのか、後は厚木付近で17kmの渋滞にはまる程度で済み、22時前に自宅に無事に帰ってくることができました。
    総走行距離は556km。良くもまあ走ったものです(^_^;;;;
    とりあえず今回寸又峡、接阻峡温泉を見ることができたのですが、SL乗車と井川線の列車乗車は宿題になってしまいました(^^ゞ
    また機会を作って奥大井方面に出かけてみたいと思います(^^)